Windows 7はBoot Campと仮想環境での使用は不可になったのか?

ご無沙汰致しております。9ヶ月ぶりの更新です。
東北地方太平洋沖地震、凄かったですね。
こちらは神奈川県東部で震度5弱でしたが、うちの周辺は物理的な被害は殆どなくて助かりました。


【追記】2013年1月1日以降、1つのライセンスのWindowsBoot Campと仮想環境で併用することはMicrosoft社の方針により不可能になりましたのでご注意下さい。仮に技術的に可能であったとしてもライセンス違反となります。
(参考: http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/enterprise/virtlicense.aspx )


本題に入ります。
去年末にMacBook Airを購入し、Boot Camp領域にWindows 7 Professional(パッケージ版)を入れて使っていましたが、最近Parallels Desktop 6をインストールしました。
Boot CampParallels Desktopvmware FUSION(以降、仮想環境と書きます)を使ったことが有る方ならご存知だと思いますが、Boot Campでライセンス認証を通した後で仮想環境でBoot Camp領域のWindowsを起動すると再びライセンス認証を促す表示が出てきます。そこで、オンライン認証を試みても失敗するのでマイクロソフトのライセンス電話窓口に電話してライセンス認証を通してもらいます。
去年(いや一昨年だったか?)までは1台のコンピュータに1インストールで仮想環境での使用の場合は1つのライセンスでOKということで、電話口で事情を話せばすぐに認証(アクティベーション)を通してくれたのですが、昨日マイクロソフトに電話したところBoot Campでの起動用と仮想環境での起動用の2ライセンスが必要だから認証できませんという回答でした。納得がいかないので、今日も電話してみましたがやはり同じ回答でした。うーん、2人のオペレータに言われちゃ引き下がるしかない…。
マイクロソフトの仮想環境に対するライセンスポリシーが変わったのでしょうか?
Parallels Desktop用にもう1パッケージWindows 7を買い足すのはバカバカしい*1ので、Parallels Desktopはアンインストールすることになりそうです。


でも、やっぱりまだ納得いかないw
2人のオペレーターともライセンス条項のどの項目に抵触するからダメだっていうことを一言も伝えてくれずに、ただ「お客様のご要望にはお応えできません。」の一点張りなんだもん。
こっちから、「ライセンス条項の2-a.と3-d.を読む限り大丈夫じゃないんですか?」って聞いてみても、ただ「いいえ、もう一本ライセンスを入手していただく必要があります。」だけだし。

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おとなり日記で同じことを書いてる方がいたので読んでみたら、Windows 7からは使用許諾に明記されているとのこと。
読み落としてたのかなぁ?
ライセンス条項何度か熟読しないとダメだな。
というか、ライセンス条項の何条に書いてあるかはっきり指摘して欲しい。
まあ、Boot CampParallels Desktopでの併用はあきらめたけど。

・2011年5月3日追記

コメント頂いた方々、ありがとうございます。
どうやら、自分のライセンスの解釈が間違えてたみたいですね。
とりあえず、今のところライセンスをもう1本追加する予定はないので、仮想環境か物理環境のどちらを残すかを選択することになるのですが、ParallelsではDirectXを使うソフトの一部で*2、全画面表示させたときに表示領域が小さくなってしまう問題が発覚してるのでParallelsはアンインストールして、Boot Campのみでの運用を選びました。
(というか、既にParallelsによるWindowsの使用は停止してますが…)
Microsoftのライセンス窓口のオペレーターの方にはご迷惑をおかけしました。

・2011年5月10日追記

はてブでもつぶやいてる方がいらっしゃいますが、Windows 7がリリースされてからしばらくの間は電話窓口で認証を通してくれてたみたいですね。
じゃあ、いつからMicrosoftの解釈が変わったんでしょうか。
ちょっとググってみると、うちの記事も含めて今年の2月あたりからこのような言及が増えているように見受けられます。
参考までにいくつか引用しておきます。

155 :名称未設定:2011/02/13(日) 16:44:40 id:M9uGKiG50
センターの責任者いわく
windows7の認証条項からbootcampにインストール済みであり且つ認証済みのwindows7は、
parallels等の仮想環境から参照利用するものであったとしてもライセンスは2つ必要としました。
今までは社内で情報が統一されず同一のパソコンであれば認めていましたが現在は認めていません。そのような告知は一切していません。
以前の情報を参考に同一の環境を構築しようとした人々には問答無用に断っています。」

以前と現在の矛盾に関しては告知していないのでユーザーには何ら知り得る状況ではないですが、
申し訳ないですが納得してくださいという事でした。

Parallelsで様々なOSをうごかそう Part26 - 2ちゃんねる

Windows7より前のOS製品では使用許諾として明記されていなかったため「よし」としていた。
Windows7発売以降は使用許諾に明記しており、さらにXPやVistaなどの旧OS製品でもアクティベーションの解除に応じていない。

2011-03-20 Parallels DesktopやVMWare Fusionなどの仮想化ツールでbootcampパーティションを使いたい場合は別途ライセンス購入が必要 - zubolaの日記

「以前は対応していたが、やはりそれはおかしいのではないかということになり、別のライセンスが必要ということにした」

とのこと。
それが何年何月何日からのことなのかは、聞いてみたものの不明。

2011年04月18日(月) ParallelsでBootCampボリュームのWindows 7を起動するには別ライセンスが必要な件 - デンシレンジ

ちなみに僕が電話した時に「いつから駄目になったんですか?XPのときは直ぐに認証してくれましたよ?方針が変わったんですか?」って聞いてみた時は「前回のことはこちらに記録がないので分かりかねますが、以前よりライセンス内容に変更はございません。Windows XPの場合でもBoot Camp用と仮想環境用にそれぞれ1つずつライセンスをご用意していただく必要があります。」という回答でした。
それじゃあ、今までに認証を受けて現状使えてる人はライセンス違反になるのか…僕からは何とも言えません。
興味がある方はMicrosoftに直接聞いてみてください。
http://www.microsoft.com/japan/customer/info/phone.aspx

・2011年8月18日追記

実はその後、Parallels Desktop用にWindows 7 Home Premiumを買い足しちゃいました(笑)
つまり、うちのMacBook AirにはMac OS X Lionの他にWindows 7 ProfessionalとHome Premiumが正規にインストールされているということになります。
SSD 128GBのモデルですが、流石に容量が不足気味です。
Windows 7 ProfessionalにVirtual PC + XP Modeをインストールして…なんてとんでもねぇw

・2012年10月14日追記

コメントいただいた皆様、ありがとうございます。
どうやら、技術的にはレジストリをいじればWindowsアクティベーションが繰り返される現象を止めることが出来るようですね。
Windowsのライセンスについても、VMware Fusionであれば発売元による「Windows OS を購入する必要が無い事を弊社よりマイクロソフト社へ確認済み」という後ろ盾があるので安心ですね。Parallels Desktopの場合は…webでさらっと眺めてもVMware Fusionのサイトのような記述が見つかりませんね(見落としてるだけかも知れません)。2011年10月以降は、MSKK社内のライセンス解釈が再び変更になってる可能性がありますが、もしもMSKKの電話窓口で交渉することになった時にVMware Fusionのような後ろ盾がないのでちょっと心細いです。

*1:パッケージ版は3万円くらいするのです

*2:東方とか東方とか…東方とか