アニメ版「時をかける少女」を観てきた

アニメ映画版「時をかける少女」を観てきました。
最近ファンになった*1奥華子さんが主題歌を歌うというのがこの映画を観に行くきっかけ*2になったのですが、まあそのことは置いといて…。
原作者である筒井康隆氏の「これまで何度も映像化されてきたけれども、これが初めての本当の意味での二代目」(うろおぼえ)という言葉も気になってて…。これは期待できるぞと。
この作品は、いうなれば原作や大林監督版の続編といったところですね。本作のヒロイン紺野真琴は原作のヒロイン芳山和子の姪という設定で、原作の可憐な印象とは異なりボーイッシュでお転婆娘です。
真琴は理科準備室でラベンダーの香りではなくて、クルミを潰してタイムリープの力を得るのですが、食べ損ねたマンゴープリンを食べるためとか、カラオケボックスで何度も歌うためとかいう目的でタイムリープを使いまくります。
これ以上はネタバレなんでやめておきますが、いやあ笑えた笑えた。最後の原作でいうところの深町一夫的キャラ(ネタバレになるので誰とは言わない)とのお別れのシーンは、泣きはしなかったけどかなりうるうるきました…というか、かなりヤバかった。最近見たアニメ作品の中では、久しぶりに観た良作といえると思います。
最近流行りの萌え要素とかは無いので、アニメとか萌え〜とかが苦手な人にもお勧めできる作品だと思います。…あと「時かけ」は大林監督版しか認めんという人にも是非(笑)
もう一回観に行きたいけど、上映館がちょっと遠いのでDVD化されるのを待ちます。
…ああ、そういえば、今回観に行ったテアトル新宿は観客のマナーが良かったですね。エンディングが完全に終わるまで席を立つ人が殆どいなかったので関心した*3*4

*1:といっても、一年くらい経つけど

*2:いちおう筒井康隆ファンでもある

*3:残念ながら皆無ではなかったけど

*4:いつぞやの某館ではスタッフロールが始まるや否や観客が席を立ち始めて最後には自分を含めて数人しか残ってなかったってことも