油断してるとごっちゃになること

書き直し。。

消費電力
そもそも電力で1 Wっていうのは1秒間に1 Jの仕事をこなすことが出来るエネルギーのことで…消費電力ってのは、そんなエネルギーをどれだけ消費するかってことだ(笑)
まあ、なんだ、「消費電力:100 W」って書かれてる器具を1時間使うと、3600秒 × 100 J = 36 MJの仕事をこなすエネルギーを消費するってわけだ。最初に書いた通り、W(ワット)は1秒を基準にした単位なのでそんな理解でいいと思う。
余談だけど、中学だったか高校の理科で「電力(W) = 電圧(V) × 電流(A)」って習ったかもしれないけど、定義はそうじゃなくて
「1 Aの直流の電流が流れる導体の2点間において消費される電力が1 Wであるとき、その2点間の直流の電圧。または、1 Aの交流の電流が流れる導体の2点間において消費される電力の1周期平均が1 Wであるとき、その2点間の交流の電圧」が1 Vというのが正しい。
消費電力量
ある経過時間に消費する電力量。消費電力と時間の積であらわす。
消費電力1 Wの装置が1時間に消費する電力量は
1 W × 1時間 = 1 Wh
3時間半では、
1 W × 3.5時間 = 3.5 Wh
表現を変えてみる…
1時間の消費電力量が1 kWhということは…
1 kWh = 1 kW × 1時間 = 1000 W × 3600秒 = 3600000 J (= 3.6 MJ)
力率
交流の場合、モーターや蛍光灯を負荷にした時に電圧と電流に位相差が生じる(下図参照)。
位相差をφ[rad]としたとき、cos φを力率という。

図のv(t)は電圧、i(t)は電流
皮相電力
単位はVA(ボルトアンペア)。交流における電圧の実効値と電流の実効値の積。
有効電力
単位はW(ワット)。皮相電力と力率の積。
無効電力
単位はvar(バール)。皮相電力とsinφの積。